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2021/01/22 11:14

TALエデュケーション・グループの3Qは増収赤転 無料記事

 チュータリングサービス・オンライン教育を手掛けるTALエデュケーション・グループ(@TAL/U)は第3四半期(9〜11月)決算を発表し、売上高が前年同期比34.99%増の11億1913万ドルに伸びる一方、コスト増などで純損益が4360万ドルの赤字に転落したことを明らかにした(前年同期は1956万ドルの黒字)。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後1ADSあたり利益(非GAAP)は75.00%減の0.02ドル。売上高が市場予想(約10億8700万ドル)を上回ったものの、同利益は(約0.07ドル)を下回る。
 通常価格の長期コース登録生徒数は増加傾向が継続。少人数制クラスとオンライン授業が寄与する形で約339万7030人(↑46.5%)に伸びた。学習センターは20年11月末時点で990カ所に増加(20年2月末時点は871カ所)。内訳は「学而思培優」が769カ所、「Firstleap」と「Mobby」が87カ所、個別指導センターが134カ所となっている。
 全体の営業損益は1億2738万ドルの赤字に転落(前年同期は6942万ドルの営業黒字)。顧客獲得・ブランド強化のためのマーケティング費用や、教職員報酬などの一般管理費用が膨らんだことが重荷となっている。株式関連報酬費用を除いた非GAAPベースの調整後営業損益は7335万ドルの赤字となる。
 会社側は第4四半期(20年12月〜21年2月)の業績動向について、売上高を11億7500万〜12億80万ドル(前年同期比37〜40%増)に見込んでいる。


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