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2021/01/20 08:32

GM10%高、自動運転子会社のクルーズがマイクロソフトと提携 無料記事

 週明け19日のNY株式市場では、自動車大手のゼネラル・モーターズ(以下GM、@GM/U)が前日比9.75%高の54.84ドルと急伸し、(2010年再上場後の)過去最高値を切り上げて取引を終えた。多数の自動運転開発企業が存在するなか、IT大手がGM傘下の自動運転子会社を提携先に選んだことが好感されている。
 GM自動運転部門のクルーズはこの日、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)と長期的な戦略提携関係を結び、自動運転車の製品化を進めると発表した。マイクロソフト側は自動運転技術の開発加速に向け、GM、ホンダ、機関投資家と協力し、計20億ドル超をクルーズに出資する。同増資では、クルーズの企業価値が約300億ドルと算定された。クルーズは自動運転車のクラウド・エッジコンピューティングプラットフォームにマイクロソフトの「アジュール(Azure)」を使用する。
 GMの時価総額が約800億ドルにとどまっているため、クルーズは同社の3分の1超に相当する大きさだ(GMのクルーズに対する増資後・出資比率は明らかにされていない。現地メディアによると約7割を保有するもよう)。クルーズは16年、GMに買収された後、18年にソフトバンクやホンダから相次いで大口出資を受け入れている。ソフトバンクやホンダなどから追加出資を受けた19年時点では、企業価値が約190億ドルと算定されていた。


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