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2021/01/20 10:51

ゴールドマン・サックスの4Q、売上高・EPSともに上振れ 無料記事

 金融グループ大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)は第4四半期(10〜12月)決算を発表し、売上高(純収益)が前年同期比17.94%増の117億4100万ドル、純利益(優先株式配当支払い前)が同135.05%増の45億600万ドルに拡大したことを明らかにした。希薄化後EPSは12.08ドル。売上高、EPSともに市場予想(それぞれ約99億4300万ドル、約7.06ドル)を上回った。
 株式トレーディング事業が好調に推移したことや、企業の資金調達などで株式の引き受け事業が伸びたことが増収に寄与。全部門で増収を達成した。部門別の売上高(純収益)は、投資銀行が27%増の26億1300万ドル、グローバルマーケッツが23%増の42億6500万ドル、資産運用が7%増の32億1100万ドル、消費者・ウェルスマネジメントが17%増の16億5200万ドルに拡大している。
 グローバルマーケッツ部門では、債券・通貨・コモディティ関連と株式関連のトレーディング収入がそれぞれ6%増の18億7800万ドル、40%増の23億8700万ドルと好調に推移した。また、投資銀行部門では、企業の新株発行やM&Aが活況で、引受業務の売上高が68%増の16億4100万ドルに伸びている。
 費用減で利益は倍増。2ケタ超の増収に加え貸倒引当金繰り入れや営業費用の縮小などで、全体の税引き前利益は139%増の55億4100万ドルに伸長した。


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