週明け17日のNY株式市場では、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が前日営業比6.68％高の493.48ドルと急伸して取引を終えた。ブローカーが目標株価を引き上げたことが追い風だ。
　サスケハナは最新リポートで、「ポジティブ」の投資判断を維持した上で、目標株価を450→540ドル（↑20％）に上方修正した。「2020年下半期のデータセンター向け需要の減速を最新ゲーミングGPU『A100』がカバーする」という期待に基づいたもの。現行の「Turing」アーキテクチャに続く、新たな「Ampere」アーキテクチャに基づく新製品（A100など）が第3四半期（8〜10月）の業績に貢献する可能性が高く、ガイダンス設定時のプラス材料になる可能性があると指摘している。
　同社を巡っては新製品や業績への期待が膨らむ状態。今月11日には、創業者のJensen Huang最高経営責任者(CEO)が講演する「GeForceスペシャルイベント」を9月1日に行うと発表した（新たなゲーミングGPUを発表するもよう）。また、8月19日引け後には、第2四半期（5〜7月）決算を発表する予定。市場予想（売上高が約36億5500万ドル、調整後・希薄化後EPSが約1.97ドル）を上回ることが期待されている。カンファレンスコールでは、前述したイベントに関するヒントが提供される見通しだ。


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