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2019/06/04 08:37

大引け概況(詳報): ダウ小反発もナスダック急落 無料記事

 週明け3日のNY株式市場は、好悪材料が入り混じるなかで全体として上値の重い展開。主要指標のダウ平均が前営業日比4.74ドル(0.02%)高の24819.78ドルと小反発する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は120.13ポイント(1.61%)安の7333.02ポイントと大幅続落して取引を終えた。
 利下げ観測が強まるなか、大型優良株の一角が買い戻されたが、「米規制当局が反トラスト調査に着手する模様」と報じられたことでハイテク大手の急落が目立った。個別では、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が7.50%安、検索大手グーグルを傘下にもつアルファベット(@GOOGL/U)が6.12%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.64%安と急落している。他のネット銘柄にも売りが広がり、SNS大手のツイッター(@TWTR/U)が5.52%安、ソフト大手のアドビ(@ADBE/U)が4.38%安、クラウド顧客管理大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が4.17%安、電子決済サービス大手のペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が3.85%安と値を下げた。
 主要経済指標の下振れも逆風。5月のISM製造業景況指数が前月の52.8から52.1に低下したほか(市場予想の約53を大幅に下回る)、4月の建設支出も前月比で横ばいにとどまった(市場予想の約0.4%増に届かず)。


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