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2019/07/24 08:38

大引け概況(詳報): 続伸、決算の好調や米中協議の報道で 無料記事

 23日のNY株式市場は、好業績銘柄を中心に買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比177.29ドル(0.65%)高の27349.19ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が47.27ポイント(0.58%)高の8251.40ポイントとそろって続伸して取引を終えた。
 寄り前に発表された4〜6月期業績が上振れた銘柄の上げが目立つ。飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が6.07%高で上場来高値を更新したほか、航空機部品・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が1.50%高、医薬品大手のバイオジェン(@BIIB/U)が4.90%高と買われた。
 米中協議の進展期待も追い風。ブルームバーグ通信がこの日、「ライトハイザーUSTR代表率いる米代表団が来週29日に訪中し、29〜31日に中国側と通商協議を行う」と報じたことなどが好感された。
 S&P500全11業種のうち、公益を除く10業種が軒並み上昇した。米中協議の進展が期待されるなか、影響が大きいとされる資本財セクターの上げが大きい。重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が4.31%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.12%高、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が1.65%高、FA機器大手のロックウェルオートメーション(@ROK/U)が4.65%高で引けた。
 一方、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)は2.41%の逆行安。「IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が半導体大手のインテル(@INTC/U)からスマートフォン向けモデムチップ事業を買い取る交渉を進めている」と報じられたことを受け、クアルコムへの依存度が下がることが警戒された。


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