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2019/02/12 08:34

大引け概況(詳報): 小動き、ナスダックは続伸 無料記事

 週明け11日のNY株式市場は、米中協議の行方をにらみながら終日もみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比53.22ドル(0.21%)安の25053.11ドルと小幅ながら4日続落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は9.71ポイント(0.13%)高の7307.91ポイントと小幅続伸して取引を終えた。
 今週14日から始まる米中閣僚級協議を控え、様子見気分が強まっている格好だ(準備会合として、すでに11日から次官級協議が開かれている)。また、米政府機関の閉鎖懸念も買い手控え要因。つなぎ予算の期限が15日に迫るなか、国境の壁建設費用を巡り、与野党が合意できるかどうかについて注目が集まっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇した。なかでもエネルギーや資本財など景気循環セクターが高い。石油大手のEOGリソーシズ(@EOG/U)が1.85%高、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.13%高、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が2.82%高と買われた。資本財セクターでは、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.24%高、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が0.55%高と上昇している。
 一方、ハイテクセクターの動きはまちまち。クラウド顧客管理大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が2.07%高、半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が1.07%高と買われる半面、ゲーム大手のアクティビジョン・ブリザード(@ATVI/U)が7.60%安、旅行予約サイト大手のエクスペディア・グループ(@EXPE/U)が3.19%安と売られた。


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