2021/05/31 12:18
中国音声メディア「シマラヤ」が米IPO断念、中国当局の圧力か
中国最大の音声プラットフォーム「喜馬拉雅(シマラヤ)」が米国での新規株式公開(IPO)を断念したもようだ。ロイター通信が28日、消息筋情報として伝えたもの。中国当局によるインターネット企業への監督強化の一環で、シマラヤは上場先を香港に変更する方針という。米当局が国内上場の中国企業に対する監査強化に動いていることも、中国当局の懸念につながっているようだ。
シマラヤは早ければ5月中にもニューヨーク市場に上場する計画だったが、国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室:CAC)を含む中国当局から香港上場に切り替えるよう圧力を受けたという。シマラヤは現在、CACと協議を進めており、向こう2週間内に上場先を最終決定する見込みだ。
シマラヤはインターネットを通じた音声プラットフォームアプリで、音声コンテンツ1億件以上、登録者数4億人を誇り、同分野としては中国最大規模のアプリ。スマホなどのデバイスで、音声書籍や語学などのコンテンツを無料で聴ける。2017年3月には、東京・渋谷に日本現地法人を設立し、日本語の音声コンテンツを日本のユーザー向けに提供する音声プラットフォームの運営を開始した。
なおシマラヤには、インターネットサービス大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)、スマホ大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、検索サイト大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK、@BIDU/U)などが出資する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
シマラヤは早ければ5月中にもニューヨーク市場に上場する計画だったが、国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室:CAC)を含む中国当局から香港上場に切り替えるよう圧力を受けたという。シマラヤは現在、CACと協議を進めており、向こう2週間内に上場先を最終決定する見込みだ。
シマラヤはインターネットを通じた音声プラットフォームアプリで、音声コンテンツ1億件以上、登録者数4億人を誇り、同分野としては中国最大規模のアプリ。スマホなどのデバイスで、音声書籍や語学などのコンテンツを無料で聴ける。2017年3月には、東京・渋谷に日本現地法人を設立し、日本語の音声コンテンツを日本のユーザー向けに提供する音声プラットフォームの運営を開始した。
なおシマラヤには、インターネットサービス大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)、スマホ大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、検索サイト大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK、@BIDU/U)などが出資する。
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