詳細
検索 (期間指定)
期間

2019/07/30 08:31

大引け概況(詳報): ダウ小幅続伸、ナスダックは反落 無料記事

 週明け29日のNY株式市場は、方向感に欠けるなかで高安まちまちの展開。主要指標のダウ平均が前営業日比28.90ドル(0.11%)高の27221.35ドルと小幅続伸する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が36.88ポイント(0.44%)安の8293.33ポイントと反落して取引を終えた。
 米連邦公開市場委員会(FOMC、30〜31日)や米中通商協議(30〜31日)、7月の雇用統計(8月2日)など重要イベントが相次ぐことで様子見ムードが強まった。先週末にナスダックが最高値を更新したということもあり、ハイテク銘柄を中心に利益確定売りに押されている。主要企業の決算発表が佳境を迎えることも気がかり材料だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が上昇する一方、7業種が下落。なかでもこのところ上げが目立っていたハイテク関連が売られた。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.57%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.91%安、顧客情報管理(CRM)ソフト大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が2.35%安、CADソフト大手のオートデスク(@ADSK/U)が3.11%安と値を下げている。
 一方、公益やヘルスケア、生活必需品など、ディフェンシブな銘柄は強含んだ。ヘルスケア銘柄については、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が「ジェネリック医薬品大手のマイラン(@MYL/U)を傘下の特許切れ医薬品事業と統合する」と発表したことが刺激材料。ファイザー自体は3.81%安と売られたものの(マイランは12.57%高)、他の製薬銘柄は買われ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が1.75%高、メルク(@MRK/U)が1.30%高、ギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が1.42%高で引けた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース