先週末15日のNY株式市場では、コンピューター・ネットワーク機器大手のシスコシステムズ（@CSCO/U）が2.13％高の49.43ドルと続伸して引けている。複数の有力ブローカーによる目標株価の引き上げが支援材料だ。
　例えば、ゴールドマン・サックスが56→58ドル（投資判断は「バイ／アトラクティブ」を維持）、カウエンが59→62ドル（同「ニュートラル」を維持）、ジェイピー・モルガンが59→60ドル（同「アウトパフォーム」を維持）にそれぞれ上方修正した。
　一斉引き上げの背景には、強気のガイダンスを示したことがある。会社側は2〜4月期の増収率を4〜6％増（前年同期の売上高は124億6300万ドル）、調整後の希薄化後EPS（非GAAP）を0.76〜0.78ドルと予想した。
　先週13日の引け後に発表された18年11月〜19年1月期業績が上振れたことや、150億ドル相当の自社株買い枠を新たに設定したことなどが追い風となり、シスコシステムズの株価は14〜15日の2日間に終値ベースで約4.1％上昇した。


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