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2019/06/20 08:48

大引け概況(詳報):3日続伸、FRBのハト派姿勢を好感 無料記事

 19日のNY株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)がハト派姿勢を示したことで買われる展開。主要指標のダウ平均は3日続伸し、前日比38.46ドル(0.15%)高の2万6504.00ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、33.44ポイント(0.42%)高の7987.32ポイントと3日続伸して引けている。
 年内利下げ観測が強まっていることが追い風。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利の据え置きを決めたものの、前回までの声明文で用いていた「辛抱強く(判断する)」との文言を削除したほか、会合参加者17人のうち8人が「年内に少なくとも1回の利下げ」を予想したことを受け、7月以降の利下げに対する期待が高まった格好だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。なかでもヘルスケアと公益事業の上げが目立つ。ヘルスケアでは、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が1.83%上昇したのをはじめ、バイオ医薬品大手のブリストル・マイヤーズ スクイブ(@BMY/U)が1.72%高、製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.03%高、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が1.00%高と買われた。
 公益では、電力・ガス事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が1.32%上昇したほか、総合エネルギーのドミニオン・エナジー(@D/U)が0.97%高、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が0.47%高、再生可能エネルギー発電のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.40%高と値を上げている。
 他の個別動向では、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が5.21%高と急伸。前日引け後に発表された今年3〜5月期業績で、売上高と調整後の希薄化後EPSが上振れたことなどが刺激材料だ。


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