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2021/06/14 09:05

中国配車アプリの滴滴が米国IPO申請、ティッカーは「DIDI」 無料記事

 中国配車アプリ最大手の滴滴出行(DIDI)は11日、株式上場を米証券取引委員会(SEC)に申請したと発表した。ティッカーは「DIDI」。ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、華興資本などを幹事に指名する。
 目論見書によると、事業内容はインターネット配車、タクシー、自動車シェアリング、電動バイクシェアリング、運転代行、貨物輸送、自動運転、金融など。2021年3月時点で中国を含む15カ国・4000都市あまりで自社サービスを展開している。調達規模やその用途などの詳細は明らかにしていない。
 20年4月1日から21年3月31日までにサービスを利用したユーザーは、世界全体で4億9300万人に達した。運転手は1500万人。うち中国はユーザー3億7700万人、運転手1300万人を数える。21年第1四半期は、中国でユーザー1億4600万人が利用した。中国の1日当たりサービス提供件数は平均2500万回に上る。
 20年の収入は、中国配車予約などが1336億人民元(約2兆2900億円)、国際業務が23億人民元、その他が58億人民元で推移した。中国配車予約などの税引前利益は、19年が38億4000万人民元、20年が39億6000万人民元、21年第1四半期が36億2000万人民元に達している。
 22年末時点の従業員は世界1万5914人。うち研究・開発者は7110人(従業員全体の44.7%)を占める。


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