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2019/04/19 08:46

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックも小高い 無料記事

 18日のNY株式市場は、米経済指標の上振れで買われる展開。主要指標のダウ平均は反発し、前日比110.00ドル(0.42%)高の2万6559.54ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も小幅ながら上昇し、1.98ポイント(0.03%)高の7998.06ポイントで取引を終えている。
 3月の米小売売上高は前月比で1.6%増と市場予想(約1.0%増)を大幅に上回り、2017年9月以来の上昇率を記録した。週間の新規失業保険申請件数も19万2000件と市場予想(約20万5000件)を下回り、約50年ぶりの低水準に改善している。
 主要企業の好業績も支援材料だ。統合テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)は、1〜3月期決算の上振れで3.79%高と急伸。保険大手のトラベラーズ(@TRV/U)も、純利益が前年同期比で19%増加したことや、配当を6.5%引き上げると発表したことで2.39%上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。なかでも資本財の上げが目立つ。建設・産業機器レンタル大手のユナイテッド レンタルズ(@URI/U)が8.14%上昇したのをはじめ、鉄道会社大手ユニオン・パシフィック(@UNP/U)が4.36%高、コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.52%高、多国籍企業のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が0.89%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が0.69%高と値を上げた。
 一方、タバコ販売大手のアルトリア・グループ(@MO/U)は3.22%安と急落。タバコ製品の購入年齢に関し、共和党幹部が「現行の18歳から21歳に引き上げる法案を連邦議会に来月提出する」と表明したことがマイナス材料視されている。


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