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2021/03/16 08:33

大引け概況(詳報):ダウ7日続伸で連日最高値、ナスダックも反発 無料記事

 週明け15日のNY株式市場は、幅広い銘柄が買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比174.82ドル(0.53%)高の32953.46ドルと7日続伸し、連日で最高値を更新して取引を終えた。ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数も買われ、139.85ポイント(1.05%)高の13459.71ポイントと反発して引けている。
 景気正常化への期待が強まるなか、先行きへの楽観が継続。(先週末に夏時間へ移行したほか)特段の新規材料に欠けるなか、朝方に主要株価指数がマイナス圏に沈む場面もあったものの、中盤から押し目買いが優勢になった。バイデン大統領が先週11日に追加経済対策を成立させたこと、ワクチン接種が進展していること――などが引き続き追い風となっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、金融やエネルギーを除く9業種が軒並み上昇した。なかでもハイテク株の一角が高い。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.45%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.05%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.61%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が4.34%高と値を上げている。主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は2.26%上昇した。
 航空やカジノなど旅行関連銘柄も値上がり。航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が7.70%高、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が6.00%高、クルーズ大手のロイヤル・カリビアン・グループ(@RCL/U)が4.80%高と買われた。消費関連も高い。スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が3.20%高、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が10.84%高、アパレル大手のギャップ(@GPS/U)が4.67%高と上昇している。
 一方、このところ上昇していた金融、エネルギーの2セクターは反落。原油先物が続落したほか、米10年債利回りが1.60%(↓0.02ポイント)に低下するなか、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が2.55%安、証券大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が1.94%安、金融大手のシティグループ(@C/U)が1.28%安と値を下げた。



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