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2019/05/17 08:42

大引け概況(詳報):ダウ3日続伸、ナスダックも高い 無料記事

 16日のNY株式市場は、主要企業の好決算を追い風に幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均は3日続伸し、前日比214.66ドル(0.84%)高の2万5862.68ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、75.90ポイント(0.97%)高の7898.05ポイントと3日続伸して引けている。
 ダウ平均を押し上げたのは、ネットワーク機器大手シスコシステムズ(@CSCO/U)と小売り大手ウォルマート(@WMT/U)。2〜4月期の売上高と調整後・希薄化後EPSが上振れたシスコシステムズは6.06%高、米国の既存店売上高が市場予想を上回ったウォルマートは1.43%高と値を上げた。
 米経済指標の上振れも支援材料。4月の住宅着工件数が123万5000戸と市場予想(約120万9000戸)を上回ったほか(同件数は2カ月連続の増加)、5月のフィラデルフィア連銀景況指数が16.6と市場予想(約9.0)を大幅に上回っている。
 セクター別では、S&P500全11業種が上昇。なかでも金融と一般消費財の上げが目立つ。金融では、シティグループ(@C/U)が1.71%上昇したのをはじめ、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.40%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.28%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.06%高、モルガン・スタンレー(@MS/U)が0.87%高と買われた。
 一般消費財では、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.95%上昇したほか、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が1.47%高、ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)が0.90%高、オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が0.78%高と値を上げている。
 一方、半導体セクターは軒並み急落。中国通信機器メーカー大手の華為(ファーウェイ)について、米商務省が実質的な輸出禁止措置の対象としたことを受け、ザイリンクス(@XLNX/U)が7.27%安、スカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が6.04%安、携帯電話向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が4.00%安、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.86%安と売られた。


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