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2019/04/23 08:36

大引け概況(詳報): ダウ小反落、本格化する決算にらみ買い手控え 無料記事

 週明け22日のNY株式市場では、手がかり材料難でもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比48.49ドル(0.18%)安の26511.05ドルと反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が17.21ポイント(0.22%)高の8015.27ポイントと続伸して取引を終えた。
 連休明け(先週末がグッドフライデーで3連休だったうえ、この日も欧州市場がイースターマンデーで休場)ということもあり、出来高はやや閑散としていた。決算発表が今週から本格化するため、「結果を見極めたい」という様子見ムードも漂う。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち資本財や金融、消費財など7業種が下落。航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.29%安、保険大手のトラベラーズ(@TRV/U)が1.67%安、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.06%安、自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が1.99%安と値を下げた。
 一方、エネルギーなど4業種は上昇。米政権がイラン産原油を全面禁輸する方針を示すなか原油市況が大幅続伸したことを受け、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が2.18%高、シェブロン(@CVX/U)が1.70%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が3.08%高、デボン・エナジー(@DVN/U)が4.80%高と軒並み買われている。
 また、ハイテク関連の大型優良株も値を上げた。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.38%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.77%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.99%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が4.71%高と買われている。半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)とGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)も、それぞれ2.60%、1.17%ずつ上昇した。


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