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2019/03/07 08:51

大引け概況(詳報): 3日続落、ヘルスケアやエネルギーが安い 無料記事

 6日のNY株式市場は、見送り気分が広がるなかで売りが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比133.17ドル(0.52%)安の25673.46ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が70.44ポイント(0.93%)安の7505.92ポイントとそろって3日続落で取引を終えた。
 主要企業の決算発表が一巡し、米中貿易協議に新たな進展がみられないなか、手掛かり材料に乏しい状態だった。年初から上昇基調を続けてきたため、高値警戒感が広がったことも買いを手控えさせている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。なかでもヘルスケアセクターの下落が目立った。製薬大手のファイザー(@PFE/U)が2.40%安、アムジェン(@AMGN/U)が3.00%安、バイオジェン(@BIIB/U)が2.72%安、ギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が2.28%安、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(@REGN/U)が3.08%安と値を下げている。引き続き、薬価や医療費を抑制しようとする圧力が議会で高まっていることが逆風だ。
 エネルギーや素材、資本財の一角など、景気循環セクターも軟調。石油大手のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.73%安、石油サービスのハリバートン(@HAL/U)が4.79%安、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が6.03%安、タイヤ大手のグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー(@GT/U)が5.36%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が7.89%安と急落している。ゼネラル・エレクトリックについては、カルプCEOが「主力の産業部門でフリーキャッシュフローがマイナスになる」と予想したことが引き続き重しだ。
 半導体関連も安い。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.15%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.64%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.86%安、半導体設備のラムリサーチ(@LRCX/U)が2.51%安で引けた。


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