2019/08/09 09:41
大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックは3日続伸
8日のNY株式市場は、世界景気の減速懸念が薄らぐ中で買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比371.12ドル(1.43%)高の2万6378.19ドルと反発し、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は176.33ポイント(2.24%)高の8039.16ポイントと3日続伸して引けた。
中国の輸出額が上振れたことがプラス材料。この日発表された7月貿易統計は、輸出額が前年同月比3.3%増(ドルベース)とマイナスの市場予想を上回った。米中貿易摩擦の悪化懸念が後退したことも支援材料。人民元取引の対ドル基準値について、中国人民銀行が市場予想より高い水準(1ドル=7.0039元)に設定したことを受け、米中対立への警戒感が和らいだ格好だ。
この日はダウ平均を構成する30銘柄がすべて値を上げたほか、S&P500を構成する11業種もすべて上昇している。セクター別では、エネルギーと情報技術の上げが目立つ。エネルギーでは、石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が3.47%、2.67%ずつ上昇したほか、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.62%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が3.28%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.43%高と買われた。
ハイテク関連では、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.67%上昇したほか、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が3.03%高、半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が2.97%高、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.84%高と値を上げている。
他の個別動向では、セキュリティーソフト大手シマンテック(@SYMC/U)が12.30%高と急伸。「半導体大手ブロードコム(@AVGO/U)に対し、企業向けセキュリティー部門を107億ドルで売却する」と発表したことが刺激材料だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の輸出額が上振れたことがプラス材料。この日発表された7月貿易統計は、輸出額が前年同月比3.3%増(ドルベース)とマイナスの市場予想を上回った。米中貿易摩擦の悪化懸念が後退したことも支援材料。人民元取引の対ドル基準値について、中国人民銀行が市場予想より高い水準(1ドル=7.0039元)に設定したことを受け、米中対立への警戒感が和らいだ格好だ。
この日はダウ平均を構成する30銘柄がすべて値を上げたほか、S&P500を構成する11業種もすべて上昇している。セクター別では、エネルギーと情報技術の上げが目立つ。エネルギーでは、石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が3.47%、2.67%ずつ上昇したほか、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.62%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が3.28%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.43%高と買われた。
ハイテク関連では、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.67%上昇したほか、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が3.03%高、半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が2.97%高、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.84%高と値を上げている。
他の個別動向では、セキュリティーソフト大手シマンテック(@SYMC/U)が12.30%高と急伸。「半導体大手ブロードコム(@AVGO/U)に対し、企業向けセキュリティー部門を107億ドルで売却する」と発表したことが刺激材料だ。
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