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2019/04/12 09:17

大引け概況(詳報):ダウ小反落、ナスダックも安い 無料記事

 11日のNY株式市場は、ヘルスケアセクターの主導で売られる展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら反落し、前日比14.11ドル(0.05%)安の2万6143.05ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も反落し、16.89ポイント(0.21%)安の7947.36ポイントで取引を終えている。
 民主党の次期大統領選候補バーニー・サンダース上院議員が国民皆保険制度の導入を再び訴えたことを受け、医療費の引き下げ圧力が強まるとの見方が広がるなか、医療保険サービス会社やドラッグストアチェーン大手の株価が急落。ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が4.31%下落したのをはじめ、HCAヘルスケア(@HCA/U)が2.84%安、ダヴィータ(@DVA/U)が2.27%安、CVSヘルス(@CVS/U)が2.19%安、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(@WBA/U)が1.96%安と売られた。
 情報技術セクターも安い。IT機器大手のアップル(@APPL/U)が0.83%下落したほか、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が0.44%安、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が0.39%安、クラウドソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が0.33%安、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.24%安と値を下げている。
 他の個別動向では、電気自動車(EV)メーカーのテスラ(@TSLA/U)が2.77%安とさえない。パナソニックと合弁で運営するEV用リチウムイオン電池工場(米ネバダ州)について、「増産に向けた投資を凍結する方針」と伝えられたことが逆風だ。


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