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2019/07/23 08:31

大引け概況(詳報): 反発、ハイテク株が高い 無料記事

 週明け22日のNY株式市場は、業績期待で買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比17.70ドル(0.07%)高の27171.90ドル、ナスダック総合指数が57.65ポイント(0.71%)高の8204.14ポイントとそろって反発して取引を終えた。
 決算発表の本格化を控え、この日はIT・ハイテク銘柄の上げが目立った。すでに好業績を明らかにしているIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.32%高と上昇したほか、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が2.29%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.00%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.07%高と買われている。アップルについては、モルガン・スタンレーが目標株価を231→247ドル(↑7%)に引き上げたことも刺激材料だ。
 半導体関連も高い。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.67%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が6.11%高、同業大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が4.40%高と急伸した。ゴールドマン・サックスが最新リポートで、「メモリー市況が安定化する初期兆候がみられる」として上記3銘柄の投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしたことがプラス材料視されている。また、「米政府経済顧問のクドローNEC委員長が22日、華為技術(ファーウェイ)に対する制裁を巡り、主要半導体・ソフトウェア大手の幹部と会合を開く」と伝えられたことで、規制緩和への期待も高まった。
 このほか、一部のエネルギー株も買われた。油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が9.15%高、同業大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.02%高で引けている。ハリバートンに関しては、寄り前に発表した決算で調整後EPSが上振れたことが好感された。


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