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2021/06/07 11:00

減産懸念でモザイク4%安、カナダ・カリ鉱山で主力の立坑を早期閉鎖 無料記事

 先週末4日のNY株式市場では、肥料・飼料大手のモザイク(@MOS/U)が前日比3.61%安の36.04ドルと下落して取引を終えた。減産がマイナス材料視されている。
 同社はこの日、カナダ・サスカチュワン州にある炭酸カリウム鉱山「Esterhazy」で、すでに閉鎖を予定していた鉱山立坑(縦の坑道)「K1」「K2」を早期閉鎖することを決定したと発表した。2022年3月までに新たな「K3」へ移行する予定ではあったものの、塩水の流入ぺース加速で予定より9カ月早く閉鎖している。現地メディアによると、長い間洪水に見舞われてきた「K1」「K2」は、塩水を継続的にくみ上げることを余儀なくされてきた経緯があり、この塩水の流入ペースが会社のポンプ能力を上回ってしまったという。
 これにより、今年7月〜来年3月にかけてモザイクの炭酸カリウム生産量が約100万トン減る見通し(世界のカリ年産量の約1.5%に相当)。減産の一部をカバーするため、休止中の鉱山で採掘を再開する方針も示している。


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