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2019/08/22 10:10

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックも高い 無料記事

 21日のNY株式市場は、小売り大手2社の好決算を追い風に買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比240.29ドル(0.93%)高の2万6202.73ドルと反発、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も71.65ポイント(0.90%)高の8020.21ポイントと反発して引けている。
 ディスカウントストア大手ターゲット・コーポレーション(@TGT/U)とホームセンター大手ロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)がこの日、市場予想を上回る5〜7月期業績を発表するなか、両社の株価はそれぞれ20.43%高、10.35%高と急騰した。
 S&P500は全11業種が上昇。なかでも、米個人消費の底堅さが確認されたことで一般消費財の上げが目立つ。スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.74%上昇したほか、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が1.52%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.23%高と買われた。
 情報技術も高い。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.11%上昇したほか、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が1.75%高、半導体最大手のインテル(@INTC/U)が1.18%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.08%高と値を上げている。
 ただ、上値を追う動きは限られた。米連邦準備制度理事会(FRB)による9月以降の継続的な利下げについて、期待がやや遠のいたことがネガティブ。米連邦公開市場委員会(FOMC)7月分の議事要旨で、同会合で決まった10年半ぶりの利下げについて、参加者が「政策サイクル半ばの調整」との考えで一致していたことが明らかになった。
 一方、この日下げが目立ったのは、高級住宅建設大手トール・ブラザーズ(@TOL/U)。5〜7月期の受注動向に関し、契約件数が前年同期を3%下回ったことなどで4.47%安に沈んだ。


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