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2019/04/25 08:41

大引け概況(詳報): 小反落、決算動向にらみ買い手控え 無料記事

 24日のNY株式市場は、主要企業の決算発表を気にしながらやや弱含む展開。主要指標のダウ平均が前日比59.34ドル(0.22%)安の26597.05ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が18.81ポイント(0.23%)安の8102.02ポイントとそろって小反落して取引を終えた。前日にS&P500とナスダックが最高値を更新していただけに、利益確定の売りも散見されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。特にエネルギーセクターの下落が目立った。原油相場が反落するなか、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が1.94%安、シェブロン(@CVX/U)が3.06%安、コノコフィリップス(@COP/U)が2.63%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が2.50%安と値を下げている。油田探査・サービス大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)とハリバートン(@HAL/U)もそれぞれ3.60%、3.34%安と売られた。
 資本財セクターも下落。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.03%安、軍用機メーカー大手のノースロップ・グラマン(@NOC/U)が4.31%安と値を下げている。キャタピラーについては、1〜3月期の売上高と利益がそろって上振れたものの、経営幹部が中国での競争激化に言及したことが懸念された。ノースロップ・グラマンに関しては、1〜3月期の売上高が市場予想を下回ったことが嫌気されている。
 ハイテク関連銘柄の上げも一服。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.15%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.01%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.65%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.34%安と弱含んだ。ただ、引け後の決算発表が良好だったフェイスブックとマイクロソフトは、アフターマーケットでそれぞれ7%超、3%超ずつ上昇している。


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