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2019/01/17 09:51

大引け概況(詳報):ダウ続伸、金融大手の好決算が追い風 無料記事

 16日のNY株式市場は、好業績を発表した企業を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比141.57ドル(0.59%)高の2万4207.16ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も小幅ながら上昇し、10.86ポイント(0.16%)高の7034.69ポイントで取引を終えている。
 相場をけん引したのは金融セクター。2018年10〜12月期の純収益と希薄化後EPSの大幅な上振れを好感し、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が9.54%高と急伸した(1社でダウ平均を116ドル押し上げ)。同じく好決算を発表したバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)とチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が7.16%、5.54%ずつ上昇している。また、モルガン・スタンレー(@MS/U)が3.75%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.66%高、アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が1.45%高と値を上げた。
 素材セクターも高い。総合化学メーカー大手のダウ・デュポン(@DWDP/U)が0.71%上昇したほか、鉱業大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が2.77%高、産金大手のニューモントマイニング(@NEM/U)が1.74%高と買われている。
 ただ、S&P500全11業種のうち5業種が下落するなど上値は重かった。ウォール・ストリート・ジャーナルが「米取引先から企業秘密を盗んだとして、連邦検察官が中国・華為技術(ファーウェイ)を捜査中」と報じたことを受け、米中貿易交渉への悪影響が懸念された格好だ。
 他の個別動向では、自動車大手のフォード・モーター(@F/U)が6.22%安と急落。18年通期と同10〜12月期の調整後・希薄化後EPS速報値に関し、そろって市場予想を下回ったことが嫌気されている。


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