2019/07/11 08:46
大引け概況(詳報):利下げ期待で上昇、ナスダックは最高値
10日のNY株式市場は、米利下げ期待の高まりで買われる展開。主要指標のダウ平均は4日ぶりに反発し、前日比76.71ドル(0.29%)高の2万6860.20ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も買われ、60.80ポイント(0.75%)高の8202.53ポイントと大幅続伸した(過去最高値を更新)。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がこの日、今月末の利下げを示唆したことが刺激材料。下院金融サービス委員会の証言で同議長は、「貿易摩擦や世界経済の減速で米景気の不確実性が高まっているため、やや緩和的な政策を必要とする条件が整ってきた」と述べ、近く利下げに踏み切る姿勢を示した。また、この日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の6月開催分議事要旨でも、参加者の多くが早期利下げの実施に傾斜していることが確認されている。
原油高も支援材料。WTI先物8月限の清算値は、前日比4.5%高の1バレル60.43ドルと7週ぶりの高値を記録した。米原油在庫の減少などが追い風だ。
これを受け、エネルギーセクターが上昇。石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が1.69%、1.41%ずつ上昇したほか、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が2.20%高、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が1.69%高と買われた。
コミュニケーション・サービスも高い。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.77%上昇したのをはじめ、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.48%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.36%高、通信キャリア大手ベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が1.05%高と値を上げている。
他の個別動向では、通信キャリアのTモバイルUS(@TMUS/U)が4.63%高と急伸。オープンソースソフト大手レッドハットに代わり、今月15日からS&P500指数の構成銘柄に組み込まれることがプラス材料視された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がこの日、今月末の利下げを示唆したことが刺激材料。下院金融サービス委員会の証言で同議長は、「貿易摩擦や世界経済の減速で米景気の不確実性が高まっているため、やや緩和的な政策を必要とする条件が整ってきた」と述べ、近く利下げに踏み切る姿勢を示した。また、この日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の6月開催分議事要旨でも、参加者の多くが早期利下げの実施に傾斜していることが確認されている。
原油高も支援材料。WTI先物8月限の清算値は、前日比4.5%高の1バレル60.43ドルと7週ぶりの高値を記録した。米原油在庫の減少などが追い風だ。
これを受け、エネルギーセクターが上昇。石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が1.69%、1.41%ずつ上昇したほか、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が2.20%高、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が1.69%高と買われた。
コミュニケーション・サービスも高い。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.77%上昇したのをはじめ、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.48%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.36%高、通信キャリア大手ベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が1.05%高と値を上げている。
他の個別動向では、通信キャリアのTモバイルUS(@TMUS/U)が4.63%高と急伸。オープンソースソフト大手レッドハットに代わり、今月15日からS&P500指数の構成銘柄に組み込まれることがプラス材料視された。
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