詳細
検索 (期間指定)
期間

2021/06/16 11:26

ドラフト・キングス4%安、ヒンデンブルグが空売りポジション 無料記事

 15日のNY株式市場では、オンラインスポーツ賭博オペレーターのドラフト・キングス(@DKNG/U)が前日比4.17%安の48.51ドルと急落して取引を終えた。米投資会社が同社について、ネガティブな内容のリポートを公表したことなどが逆風だ。
 空売りで知られるヒンデンブルグ・リサーチは同日、「ドラフト・キングスが買収した会社は、マネーロンダリングや組織犯罪などに利用されていた」などと主張するリポートを発表した。その上で、同社株に対するショートポジションをとったことも明らかにしている。
 ヒンデンブルグが問題視しているのは、ドラフト・キングスに買収されたブルガリアのSBテック社だ。SBテック売上高のうち約50%が現在も、オンライン賭博が禁じられている国からもたらされているという。
 ヒンデンブルグはこれまでに、電動トラックの新興企業ニコラやローズタウン・モーターズの経営実態を調査した上で、ネガティブな内容のリポートを公表。両社の経営トップを辞任に追い込んだ実績を持っている。
 ヒンデンブルグのリポートに関連し、ドラフト・キングスは「合併にあたってSBテックの事業慣行は十分に調べた。われわれはその内容に満足している」との声明を出した。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース