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2019/07/29 08:25

大引け概況(詳報): 反発、S&P500とナスダックは最高値 無料記事

 先週末26日のNY株式市場は、ハイテク銘柄を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比51.47ドル(0.19%)高の27192.45ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が91.67ポイント(1.11%)高の8330.21ポイントとそろって反発して取引を終えた。多数の機関投資家がベンチマークにしているS&P500指数も22.19ポイント(0.74%)高の3025.86ポイントと買われ、S&P500とナスダックは2日ぶりに最高値を更新している。
 総じて決算が堅調なことが追い風。検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が9.62%高、SNS大手のツイッター(@TWTR/U)が8.92%高、コラボレーションツール開発のアトラシアン(@TEAM/U)が8.57%高と買われた。同じ理由で消費関連も値を上げ、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が8.94%高の99.11ドルに上昇し、上場来高値を更新したほか、マクドナルド(@MCD/U)も一時2.10%高の218.96ドルまで買われ、最高値を更新している(0.53%高で終了)。
 過度な景気減速の懸念も後退。今年第2四半期のGDP成長率は前期比2.1%増となり、前期(3.1%増)から減速しているものの、市場予想(約1.8%増)を上回った。消費の好調が成長を下支えしている。
 他の個別動向では、通信キャリア4位のスプリント(@S/U)と同3位のT モバイル US(@TMUS/U)がそれぞれ7.39%、5.43%ずつ上昇した。T モバイルとスプリントの合併計画について、米司法省が承認したことが刺激材料だ。


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