週明け5日のNY株式市場では、ホテルやレジャー関連銘柄が軒並み上昇して引けた。ホテルチェーン大手のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(@HLT/U)とマリオット・インターナショナル（@MAR/U）が3.08％、1.79％ずつ上昇したほか、カジノ大手のウィンリゾーツ（@WYNN/U）とラスベガス・サンズ（@LVS/U）が2.32％、1.21％ずつ値を上げている。米衛生機関が米国内・海外旅行に関する規制を緩和したことが追い風だ。
　米疾病対策センター(CDC)は2日、新型コロナウイルスのワクチン接種が完了した人について、自由な旅行や移動を認めると発表した。訪問先の自治体などが要求していなければ、事前と事後の検査や到着後の自主隔離などをする必要なくなった。
　また、海外渡航については、相手国が要求していなければ事前に新型コロナの検査を受けなくても構わない。さらに、地元当局が義務付けていない限り、帰国後に自主隔離をする必要がなくなった。
　ただ、米国では足元で感染者数が再び増加傾向にあることから、CDCは積極的に旅行を勧めていない。新型コロナの感染拡大を受け、CDCは米国民に不要な旅行を控えるように勧告していた。
　
　


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。