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2021/02/26 08:39

大引け概況(詳報):急落、米長期金利の上昇を嫌気 無料記事

 25日のNY株式市場は、米長期金利が上昇するなか、ハイテク大型株を中心に幅広く売られる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって急落し、それぞれ559.85ドル(1.75%)安の3万1402.01ドル、478.54ポイント(3.52%)安の13119.43ポイントで引けた(S&P500指数は2.45%安の3829.34ポイント)。
 米10年債利回りが一時1.614%まで上昇したことを受け(昨年2月以来の水準)、バリュエーションの高い成長株が下げを主導した。半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が8.22%下落したのをはじめ、電気自動車のテスラ(@TSLA/U)が8.06%安、IT機器のアップル(@APPL/U)が3.48%安、Eコマースのアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.24%安に沈んだ。
 前日に過去最高値を更新していたダウ平均については、反動で利益確定の売りが出やすい状況だった。航空機のボーイング(@BA/U)が5.62%安、エンターテインメントのウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.30%安、クレジットカードのビザ(@V/U)が2.58%安と値を下げている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて下落。アマゾンやテスラが含まれる一般消費財セクターや、アップルやエヌビディアが含まれる情報技術セクターの下げが目立つ。このほか、コミュニケーション・サービスセクターも安い。SNSのフェイスブック(@FB/U)が3.64%安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が3.26%安、通信のエイ ティ アンド ティ(@T/U)が2.55%安と売られた。
 一方、SNSのツイッター(@TWTR/U)は3.71%高。2023年までにアクティブユーザー数を3億1500万人に増やすとともに、年間売上高を現在の約2倍の75億ドルに増やす目標を打ち出したことが好感されている。


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