2021/07/01 10:21
テキサス・インスツルメンツ、マイクロン工場を9億ドルで買収
半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)は30日、メモリー最大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)がユタ州で保有する工場について、9億ドルで買い取ると発表した。売却手続きは2021年内に終わる見通し。TIは同工場の稼働による売上高への貢献が23年初めから始まると見込んでいる。
ユタ州の工場は、マイクロンとインテルが共同開発していた不揮発性メモリー「3DXPoint (スリーディークロスポイント)」専用施設だった。しかし、このメモリーを量産しているのはインテルだけで赤字が続いていたことから、マイクロンが3月に売却を決めていた経緯がある。同工場を取得することにより、TIの300mmシリコンウエハーの製造施設は計4カ所に増える。
同メモリー事業から撤退する代わりに、マイクロンは高速インターコネクトの新規格「コンピュート・エクスプレス・リンク(CXL)」の生産を強化する。CXLの生産を通じ、市場規模が拡大するデータセンター向け製品のシェアを高めることが狙いだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ユタ州の工場は、マイクロンとインテルが共同開発していた不揮発性メモリー「3DXPoint (スリーディークロスポイント)」専用施設だった。しかし、このメモリーを量産しているのはインテルだけで赤字が続いていたことから、マイクロンが3月に売却を決めていた経緯がある。同工場を取得することにより、TIの300mmシリコンウエハーの製造施設は計4カ所に増える。
同メモリー事業から撤退する代わりに、マイクロンは高速インターコネクトの新規格「コンピュート・エクスプレス・リンク(CXL)」の生産を強化する。CXLの生産を通じ、市場規模が拡大するデータセンター向け製品のシェアを高めることが狙いだ。
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