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2019/02/13 08:34

大引け概況(詳報): 上昇、米中通商協議の期待などで 無料記事

 12日のNY株式市場は、内外環境が改善するなかで買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比372.65ドル(1.49%)高の25425.76ドルと反発したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が106.71ポイント(1.46%)高の7414.62ポイントと3日続伸して取引を終えた。
 国内外の各種懸念が一段と薄らぎつつある状態。政府機関の最閉鎖回避に向けて与野党が国境管理案で原則合意したこと、米中通商協議に関して楽観的な見方が強まっていることなどが追い風となった。後者については、トランプ大統領が「協議は順調に進んでいる」とコメントしたほか、「合意が近ければ、交渉期限を若干延長することも可能」と柔軟な姿勢を示したことがプラス材料視されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうちREITを除く10業種が上昇。米中交渉の進展期待で、エネルギー・素材や資本財など景気循環セクターが高い。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ1.75%、1.51%ずつ上昇したほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.68%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.90%高と値を上げた。
 住宅建設銘柄の上げも目立つ。業界大手のDRホートン(@DHI/U)が7.55%高、KBホーム(@KBH/U)が6.93%高、レナー(@LEN/U)が5.70%高、トール・ブラザーズ(@TOL/U)が4.20%高、不動産情報ウェブサイトのジロー・グループ(@ZG/U)が4.80%高で引けた。
 このほか、ハイテク関連も上昇。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.96%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が4.12%高、ゲーム大手のエレクトロニック・アーツ(@EA/U)が5.23%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.72%高と買われた。


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