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2019/05/27 08:30

大引け概況(詳報): 小反発、3連休を控え上値は重い 無料記事

 先週末24日のNY株式市場は、続落後の値ごろ感で買い戻しが入る展開。主要指標のダウ平均が前日比95.22ドル(0.37%)高の25585.69ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が8.73ポイント(0.11%)高の7637.01ポイントとそろって3日ぶりに小反発して取引を終えた。ただ、27日の休場(メモリアルデー)に伴う3連休を控え、上値を追う動きは限定されている。
 値ごろ感以外のプラス材料としては、「米中摩擦が一段と激化する」という懸念がやや薄らいだことが挙げられる。トランプ大統領が「米中貿易戦争が早期に終わるだろう」と主張したことで、6月下旬のG20会議で米中首脳会談が実現する可能性が改めてクローズアップされた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでも金融セクターが底堅い。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が0.98%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.51%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.34%高と値を上げた。クレジットカード大手のビザ(@V/U)とマスターカード(@MA/U)も、それぞれ0.70%ずつ上昇している。
 他の個別動向では、会計ソフト大手のインテュイット(@INTU/U)が6.70%高と急伸。前日引け後に第3四半期(2〜4月)の好決算を発表したこと、通期ガイダンスを上方修正したことが好感された。


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