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2019/06/07 08:41

大引け概況(詳報):ダウ4日続伸、ナスダックも上昇 無料記事

 6日のNY株式市場は、対メキシコ関税の先送り期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は4日続伸し、前日比181.09ドル(0.71%)高の2万5720.66ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、40.08ポイント(0.53%)高の7615.55ポイントと3日続伸して取引を終えている。
 米主要メディアが同日午後、「米国の対メキシコ関税計画に関連し、さらに時間をかけて協議するようメキシコが求めた」と報じたことなどを受け、10日に実施予定の関税5%引き上げが延期されるとの期待が広がった(両国は6日夕方から協議を再開)。
 セクター別では、S&P500全11業種が上昇。なかでも原油高を追い風に、石油セクターの上げが目立つ(WTI先物7月限の清算値は、前日比1.8%高の1バレル52.59ドルと4月22日以来の上げ幅を記録)。同業大手のシェブロン(@CVX/U) とエクソン・モービル(@XOM/U)が2.58%、1.82%ずつ値を上げたのをはじめ、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が2.73%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.96%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.70%高と買われた。
 情報技術セクターも高い。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.58%上昇したのをはじめ、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.47%高、半導体最大手のインテル(@INTC/U)が1.24%高、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が0.93%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が0.71%高と値を上げている。
 他の個別動向では、電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が4.76%高と急伸。米メディアが前日、「北米の4〜6月期出荷台数が大幅に伸びたほか、全体では四半期ベースの最高を目指している」と報じたことが刺激材料だ。


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