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2019/11/15 08:51

大引け概況(詳報):ダウ小反落、ナスダックも安い 無料記事

 14日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に値を下げる展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら6日ぶりに反落し、前日比1.63ドル(0.01%)安の2万7781.96ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も続落し、3.08ポイント(0.04%)安の8479.02ポイントで引けている(S&P500指数は続伸し、2.59ポイント高の3096.63ポイントと連日で過去最高値を更新)。
 ダウ平均がマイナスで終了したのは、ネットワーク機器大手シスコシステムズ(@CSCO/U)が7.33%安と急落したことが主因。前日引け後に発表された2019年11月〜20年1月期ガイダンスで、売上高と調整後EPSがともに市場予想を下回ったことが嫌気された。
 また投資銀行による格下げで、時価総額の大きいアップル(@APPL/U)が0.69%安と売られたことも重荷だ。「今後1年間にiPhoneの売上高が落ち込む恐れがある」として、マキシム・グループが投資判断を「ホールド」→「セル」に引き下げた(目標株価は190ドル)。
 セクター別では、エネルギーの下げが目立つ。米週間統計で原油在庫が前週から222万バレル増と市場予想を上回ったことなどを受け、需給悪化の懸念が広がった格好だ。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U) が0.44%、0.26%ずつ下落したほか、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.41%安、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が0.91%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が0.54%安と売られている。
 他の個別動向では、小売り大手のウォルマート(@WMT/U)が0.27%安とさえない。19年8〜10月期業績で米既存店売上高が上振れるなどしたものの、材料出尽くし感による利益確定売りに押された格好だ。


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