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2021/02/19 08:38

大引け概況(詳報):ダウ4日ぶりに反落、ナスダックも安い 無料記事

 18日のNY株式市場は、米長期金利の上昇が警戒される中で売られる展開。主要指標のダウ平均は4日ぶりに反落し、前日比119.68ドル(0.38%)安の3万1493.34ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も下落し、100.15ポイント(0.72%)安の13865.36ポイントと3日続落している。
 米長期金利の先高観が逆風。10年債の利回りが約一年ぶりの高水準(約1.3%)で推移するなか、ハイテク大手を中心に高バリュエーション銘柄が売られた。フェイスブック(@FB/U)が1.53%安、アップル(@APPL/U)が0.86%安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.60%安、ネットフリックス(@NFLX/U)が0.57%安と値を下げた。
 ダウ平均については、ウォルマート(@WMT/U)が6.48%安と急落したことも重荷。2022年1月期ガイダンスで減収減益の見通しを示したことなどが嫌気されている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が下落。なかでもエネルギーの下げが目立つ。原油先物相場の上昇が一服するなか、前日に買われたエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が1.57%、0.96%ずつ売られた。また、シュルンベルジェ(@SLB/U)が4.80%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が4.67%安、コノコフィリップス(@COP/U)が3.38%安に沈んだ。
 一方、クラウド通信プラットフォーム大手のトゥイリオ(@TWLO/U)は7.73%高と急伸。前日引け後に発表された20年第4四半期決算で、売上高と調整後EPSが大きく上振れたことや、21年1〜3月期の予想売上高が上振れたことなどが好感されている。


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