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2019/07/26 08:31

大引け概況(詳報): 下落、決算不振銘柄に失望売り 無料記事

 25日のNY株式市場は、業績や見通しが下振れた銘柄を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均は、前日比128.99ドル(0.47%)安の27140.98ドルと続落して取引を終えた。ナスダック総合指数も売られ、82.96ポイント(1.00%)安の8238.54ポイントと4営業日ぶりに反落している。
 決算発表が本格化するなか、この日は多数の銘柄で業績や見通しが失望されたことがマイナス材料視された。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.93%安、FPGA半導体大手のザイリンクス(@XLNX/U)が3.44%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が13.61%安と急落している。フェイスブックは業績が上振れたものの、経営陣が「収益の伸びは鈍化する」と警告したことが嫌気された。ザイリンクスも業績が上振れたが、慎重なガイダンス内容が警戒されている。テスラについては、損失額が市場予想よりもかなり大きかったことがマイナス材料だ。
 こうしたなか、S&P500全11業種はすべて下落。なかでもハイテク株が安い。前日にSOX指数が最高値を更新したこともあり、上昇基調を続けていた半導体関連が利食い売りに押された。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.96%安、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が2.53%安、半導体大手のエヌエックスピー・セミコンダクターズ(@NXPI/U)が3.54%安、半導体テスターのテラダイン(@TER/U)が3.52%安と値を下げている。
 他の個別動向では、歯列矯正システム大手のアライン・テクノロジー(@ALGN/U)が26.99%安と急落。第2四半期決算は増収増益で上振れたが、第3四半期の見通しが下振れたことが嫌気された。


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