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2019/06/25 08:22

大引け概況(詳報): ダウ小反発、ナスダックは続落 無料記事

 週明け24日のNY株式市場は、手掛かり材料難でもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前営業日比8.41ドル(0.03%)高の26727.54ドルと小反発する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダックナスダック総合指数が26.01ポイント(0.32%)安の8005.70ポイントと続落して取引を終えた。
 今週末の米中首脳会談を控え、様子見ムードが広がっている。対立の緩和に楽観的な見方があるものの、このところの上昇を受けた高値警戒感が強まるなか(主要3指数は最高値近辺で推移)、積極的に買い進む動きは限定的だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇する半面、6業種が下落。なかでもヘルスケアの下げが目立った。製薬大手のブリストル・マイヤーズ スクイブ(@BMY/U)とセルジーン(@CELG/U)がそれぞれ7.42%、5.50%ずつ下落したほか、アムジェン(@AMGN/U)が1.22%安、医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が1.05%安と売られている。ブリストル・マイヤーズ スクイブに関してはこの日、「セルジーンの買収手続きが19年末〜20年初にずれ込む」と発表したことが逆風だ(従来は9月末の完了が目標)。また、トランプ大統領が患者の医療費をより透明化する大統領令に署名したことも、セクター全体にマイナス材料だった。
 一方、金鉱銘柄は高い。バリック ゴールド(@GOLD/U)とニューモント・ゴールドコープ(@NEM/U)がそれぞれ4.10%、2.53%ずつ上昇した。早期利下げ期待に伴うドル安や中東情勢の悪化を受け、金価格が上昇していることが追い風だ。
 生活必需品銘柄の一角も強含み。飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.72%高、日用品大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が1.02%高、家庭用品大手のコルゲート・パルモリブ(@CL/U)が1.40%高で引けた。


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