2019/07/02 08:42
大引け概況(詳報): ダウ続伸、米中摩擦激化の回避で
週明け1日のNY株式市場は、米中摩擦の激化が回避されるなかで買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比117.47ドル(0.44%)高の26717.43ドルと続伸して引けた。ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数も買われ、84.92ポイント(1.06%)高の8091.16ポイントと4日続伸して取引を終えている。機関投資家がベンチマークにしているS&P500指数は22.57ポイント(0.77%)高の2964.33ポイントと3日続伸し、上場来高値を更新した。米中首脳会談を終えたトランプ大統領が先週末29日、新たな対中追加関税の導入を当面見送ると発表したほか、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する輸出規制の緩和を示唆したことが好感されている。
ただ、買い一巡後は上値がやや重い。米中首脳会談の結果が好感される半面、世界全体の製造業が依然として低調な状態にあることが警戒されている。IHSマークイットが発表した各国の6月製造業PMIは、中国が50.2→49.4、日本が49.5→49.3、ユーロ圏が47.8→47.6と景気拡大・後退の分岐点となる50を軒並み割り込んだ(米国はマークイット製造業PMIが50.6、ISM製造業景況指数が51.7と50を上回る状態)。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(公益、REITが下落)。なかでもファーウェイ向けなど対中売上比率が高い半導体関連の上げが目立つ。スカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が6.00%高、ブロードコム(@AVGO/U)が4.34%高、マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.94%高と値を上げた。
カジノ銘柄も上昇。マカオの6月カジノ売上高が前年同月比5.9%増と持ち直しつつあるなか、ウィンリゾーツ(@WYNN/U)とラスベガス・サンズ(@LVS/U)がそれぞれ5.86%、4.87%ずつ買われた。
ネット銘柄も高い。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.51%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.83%高、CADソフト大手のオートデスク(@ADSK/U)が3.92%高、財務・人事管理ソフト大手のワークデイ(@WDAY/U)が3.84%高、ITサービス管理大手のサービスナウ(@NOW/U)が3.26%高と上昇した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ただ、買い一巡後は上値がやや重い。米中首脳会談の結果が好感される半面、世界全体の製造業が依然として低調な状態にあることが警戒されている。IHSマークイットが発表した各国の6月製造業PMIは、中国が50.2→49.4、日本が49.5→49.3、ユーロ圏が47.8→47.6と景気拡大・後退の分岐点となる50を軒並み割り込んだ(米国はマークイット製造業PMIが50.6、ISM製造業景況指数が51.7と50を上回る状態)。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(公益、REITが下落)。なかでもファーウェイ向けなど対中売上比率が高い半導体関連の上げが目立つ。スカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が6.00%高、ブロードコム(@AVGO/U)が4.34%高、マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.94%高と値を上げた。
カジノ銘柄も上昇。マカオの6月カジノ売上高が前年同月比5.9%増と持ち直しつつあるなか、ウィンリゾーツ(@WYNN/U)とラスベガス・サンズ(@LVS/U)がそれぞれ5.86%、4.87%ずつ買われた。
ネット銘柄も高い。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.51%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.83%高、CADソフト大手のオートデスク(@ADSK/U)が3.92%高、財務・人事管理ソフト大手のワークデイ(@WDAY/U)が3.84%高、ITサービス管理大手のサービスナウ(@NOW/U)が3.26%高と上昇した。
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