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2019/07/17 08:43

大引け概況(詳報): 様子見ムードで小安い 無料記事

 16日のNY株式市場は、米中摩擦や企業決算などの動向をにらみながらやや弱含む展開。主要指標のダウ平均が前日比23.53ドル(0.09%)安の27335.63ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が35.39ポイント(0.43%)安の8222.80ポイントとそろって反落して取引を終えた。
 米中摩擦問題に関しては、トランプ大統領によるネガティブな発言がマイナス材料。この日の閣僚会議で中国との通商協議が長引く見通しを示したほか、「新たな対中関税の発動は可能」と改めてコメントしたことが警戒された。
 この日発表された企業決算は総じて上振れたものの、相場への影響は限定的。金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)とジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)がそれぞれ1.86%、1.07%ずつ上昇し、証券大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が3.30%高と買われる一方、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.02%安、ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が1.64%安と売られるなど、高安まちまちだった。
 米中摩擦の懸念が再燃するなか、このところ買われていたハイテク関連の売りも目立った。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.02%安、半導体大手のインテル(@INTC/U)が1.90%安、ブロードコム(@AVGO/U)が1.46%安、半導体設備大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が1.52%安で引けている。
 エネルギー関連も安い。原油先物が続落するなか、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が1.49%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が1.97%安、アパッチ(@APA/U)が4.21%安、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が2.47%安と値を下げている。


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