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2019/02/26 08:32

大引け概況(詳報): 続伸、米中通商協議に楽観論 無料記事

 週明け25日のNY株式市場は、米中関係の改善期待で買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比60.14ドル(0.23%)高の26091.95ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が26.92ポイント(0.36%)高の7554.46ポイントとそろって続伸して取引を終えた。
 トランプ大統領が24日、3月1日に予定されていた対中追加関税の発動について「実施時期を延長する」と発表したことで、市場では米中通商協議の合意に対する期待感が高まった。ただ、両国の意見に隔たりがある問題が残っていること、パウエルFRB議長の議会証言を目前に控えていることから上値は重い。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。素材や資本財など景気循環セクターが強含んだ。化学大手のダウ・デュポン(@DWDP/U)が2.02%高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が6.39%高、タイヤ大手のグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー(@GT/U)が3.77%高と値を上げている。ゼネラル・エレクトリックについては、傘下のバイオファーマ事業をダナハーに214億ドルで売却することで合意したことが支援材料。財務体質の改善が期待されている。
 ハイテクセクターも上昇。半導体大手のインテル(@INTC/U)が1.16%高、アナログ半導体のエヌエックスピー・セミコンダクターズ(@NXPI/U)とアナログ・デバイセズ(@ADI/U)がそれぞれ2.78%、1.88%ずつ上昇した。


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