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2019/03/28 09:39

大引け概況(詳報):ダウ小反落、ナスダックも安い 無料記事

 27日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は3日ぶりに反落し、前日比32.14ドル(0.13%)安の2万5625.59ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も反落し、48.15ポイント(0.63%)安の7643.38ポイントで取引を終えている。
 世界経済の減速懸念でダウ平均は上値が重い。航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.03%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が0.90%高と買われる半面、スーパーマーケット大手のウォルマート(@WMT/U)は1.13%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)は0.97%安、製薬大手のファイザー(@PFE/U)は0.94%安と売られた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち資本財を除く10業種が下落。なかでも、エネルギーやヘルスケアの下げが目立つ。
 エネルギーは原油価格の大幅下落(WTI先物5月限の清算値は前日比0.9%安の1バレル59.41ドルと反落)が嫌気されるなか、シェブロン(@CVX/U) が1.08%下落したのをはじめ、エクソン・モービル(@XOM/U)が0.77%安、コノコフィリップス(@COP/U)が0.95%安、シュルンベルジェ(@SLB/U)が0.86%安と値を下げた。
 製薬・医療サービス関連では、CVSヘルス(@CVS/U)が2.42%下落したほか、イーライリリー(@LLY/U)が1.72%安、アッヴィ(@ABBV/U)が1.08%安、メルク(@MRK/U)が0.76%安、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が0.69%安と売られている。
 他の個別動向では、住宅建設大手のレナー(@LEN/U)が3.94%高と急伸。この日発表された2018年12月〜19年2月業績で、新規受注が前年同期比24%増の1万463戸と会社予想(約9700〜約1万戸)を上回ったことなどが追い風だ。


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