映画館チェーン大手のAMCエンターテインメント(@AMC/U)は28日、同社系列の米国内映画館の観客動員数が6月24日〜27日の4日間に200万人に達したと発表した。新型コロナの感染拡大で昨年3月に営業停止を強いられて以来、週末の動員数としては最高を記録している。
　人気シリーズ「ワイルド・スピード」の第9作「ジェットブレイク」が公開されたことが寄与している。米メディアによると、公開最初の週末の興行収入は7000万ドルに上ったもよう。米国で観客動員数が最も多い映画館上位10カ所のうち、AMCは6カ所を占める大手のチェーンだ。
　新型コロナのワクチン普及が進むなか、先週末はAMCが運営する欧州や中東の映画館も盛況だった。両地域で計50万人超がAMC系の映画館を訪れたといい、米国と合わせると250万人を超える。
　週明け28日のNY株式市場では、AMCの株価が前営業日比7.49％高の58.11ドルと急伸して取引を終えた。


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