13日のNY株式市場では、ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)が前日比2.45％高の200.34ドルと反発して引けた。有力ブローカーによる格上げが追い風だ。
　オッペンハイマーは最新リポートで、投資判断を「マーケットパフォーム」→「アウトパフォーム」に引き上げ(目標株価は235ドルに設定)。その理由として、景気循環株への資金流入が続いていることに加え、競合するホーム・デポ(@HD/U)と比べてバリュエーション(投資尺度)が低いことを挙げた。
　オッペンハイマーは最近、コロナ後の経済再開や前年同期との比較で業績が見劣りする恐れがあること踏まえ、一般消費財セクターについては慎重な姿勢を保っていた。しかし、米経済の正常化が進むなかで景気循環株への資金流入が続くと判断した。その上で、ロウズの2023年度の予想EPSに基づき、その21〜23倍にあたる235ドルを目標株価に設定している。
　ロウズの2〜4月期業績は今月19日に発表される見通しだ。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。