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2018/11/13 08:33

大引け概況(詳報): 大幅続落、ハイテク株が安い 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、ハイテク株の主導で売りが継続する展開。主要指標のダウ平均は、前営業日比602.12ドル(2.32%)安の25387.18ドルと大幅続落した。ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数も売られ、206.03ポイント(2.78%)安の7200.87ポイントと3日続落で取引を終えた。
 この日はIT端末大手のアップル(@AAPL/U)が5.04%安と急落したことで、他の主要ハイテク株にも売りが波及したことが重しだ。きっかけは光学部品サプライヤーのルメンタム・ホールディングス(@LITE/U)が10〜12月期業績の見通しを大幅に下方修正し、その理由として「最大手顧客の一社(=アップルとみられている)から3Dセンシング用レーザーダイオードの出荷を大幅に削減するよう要請された」と明らかにしたこと。(3D顔認証機能が搭載されている)新型iPhoneの需要が低迷していることが想定されるなか、ルメンタムが32.98%安と暴落したほか、他のアップル関連銘柄も軒並み急落し、シーラス・ロジック(@CRUS/U)が13.86%安、ブロードコム(@AVGO/U)が6.43%安、スカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が4.98%安で引けた。
 また、金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が7.46%安と急落したことも、ダウ指数を押し下げた。マレーシア政府系投資会社の巨額不正事件に絡み、米司法省が今月上旬、関与が疑われているゴールドマンの元幹部2名を起訴したことがマイナス材料。マレーシア政府から起債手数料の全額返還を求められているほか、ロイド・ブランクファイン元CEOが関与した可能性も報じられるなか、悪影響の拡大が警戒された。
 エネルギー株も下落。WTI原油先物が11日続落を記録するなか、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が2.38%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が4.04%安と値を下げた。


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