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2019/02/22 08:42

大引け概況(詳報):ダウ4日ぶり反落、ナスダックも安い 無料記事

 21日のNY株式市場は、米景気の先行き不透明感で売られる展開。主要指標のダウ平均は4日ぶりに反落し、前日比103.8ドル(0.40%)安の2万5850.63ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も9日ぶりに反落し、29.36ポイント(0.39%)安の7459.71ポイントで取引を終えている。
 昨年12月の耐久財受注は、設備投資の先行指標とされる非国防資本財受注が前月比でマイナス0.7%という結果(市場予想は約0.2%のプラス)。フィラデルフィア連銀の製造業景況指数も同マイナス4.1と、2016年5月以来の低水準に沈んでいる(市場予想は約14.0のプラス)。主要経済指標が低調な内容に終わったことから、米経済の先行きに対する懸念が再燃した格好だ。
 原油安も重荷。米週間統計で、原油の生産量と在庫量がともに増加した。これを受け、WTI先物4月限の清算値は、前日比0.4%安の1バレル56.96ドルと7日ぶりに反落している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。なかでもエネルギーセクターの下げが目立つ。石油大手のシェブロン(@CVX/U) とエクソン・モービル(@XOM/U)が0.95%、0.90%ずつ下落したのをはじめ、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.47%安、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が2.82%安、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.57%安と軒並み売られた。
 一方、特殊化学品大手のアルベマール(@ALB/U)は7.79%高と急伸。前日引け後に発表された18年10〜12月期業績で、売上高、調整後の希薄化後EPSともに市場予想を上回ったことなどが好感されている。


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