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2019/01/30 08:30

大引け概況(詳報): ダウ反発、ナスダックは続落 無料記事

 29日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比51.74ドル(0.21%)高の24579.96ドルと反発する一方、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数は57.39ポイント(0.81%)安の7028.29ポイントと続落して取引を終えた。
 決算発表シーズンが佳境に入るなか、銘柄やセクターごとにまちまちな動き。企業の収益動向のほか、金利の動向、米中貿易交渉の動向などを見極めたい向きが多く、総じて上値は重かった。今週は29〜30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、30〜31日の米中貿易協議など重要なイベントが相次ぐ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、情報技術など4業種が下落する一方、資本財など7業種が上昇。資本財セクターでは、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が1.94%上昇したほか、航空機部品・機械大手のユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が2.40%高、FA機器大手のロックウェルオートメーション(@ROK/U)が6.36%高、農機大手のディア・アンド・カンパニー(@DE/U)が2.55%高と値を上げた。スリーエムとロックウェルオートメーションについては、10〜12月期決算で売上高と調整後EPSがそろって上振れたことが好感された。
 一方、ネットITセクターは軟調。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.22%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.69%安、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.04%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.04%安と値を下げた。これらの銘柄は今週の決算発表を控えている(うちアップルはアフターマーケットで終値比5%超の上昇。引け後発表した10〜12月期業績が減収減益ながら上振れ)。また、前日にガイダンスを下方修正したGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が4.64%安と大幅続落したほか、ソーシャルメディア大手のツイッター(@TWTR/U)が4.50%安と急反落した。


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