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2019/02/20 08:41

大引け概況(詳報): 様子見ムードで小幅高 無料記事

 休場明け19日のNY株式市場は、新規材料にやや欠けるなかで上値の重い展開。主要指標のダウ平均が前営業日比8.07ドル(0.03%)高の25891.32ドルと小幅続伸したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が14.36ポイント(0.19%)高の7486.77ポイントと7日続伸して取引を終えた。
 米中間の次官級協議がこの日にワシントンで開催されるなか、その行方を見極めたいとの慎重スタンスが強まった。閣僚級の通商協議は21日から始まる予定だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。小売大手ウォルマート(@WMT/U)の好決算を手掛かり材料に、小売関連などが強含んだ。第1四半期(11〜1月)決算が上振れたウォルマートが2.21%高と値を上げたほか、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.22%高、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が1.81%高と上昇している。昨年12月の小売売上高が予想外に落ち込んでいただけに、消費の伸び減速への懸念が和らいだ格好だ。
 資源株の上昇も目立った。銅鉱開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が6.60%高と急伸したほか、産金大手のバリック・ゴールド(@GOLD/U)とニューモントマイニング(@NEM/U)がそれぞれ4.63%、3.88%ずつ上昇している。銅価格や金価格の上昇基調が支援材料だ。


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