2021/06/08 09:37
イーライリリー10%上昇、バイオジェンの認知症治療薬承認で連れ高
週明け7日のNY株式市場では、医薬品大手イーライリリー(@LLY/U)が前営業日比10.15%高の222.52ドルと急伸して取引を終えた(一時233.33ドルまで上昇し、上場来高値を更新)。同業バイオジェンのアルツハイマー病治療薬が米保健当局の承認を得たことを受け、同タイプの薬品を開発中のイーライリリーも連れ高した格好だ。
イーライリリーが開発中の「ドナネマブ(Donanemab)」は第2相臨床試験まで通過している。患者の免疫系を刺激し、脳内に形成されてアルツハイマー病を引き起こす要因とされるアミロイドベータプラークを破壊することを目的とした薬品だ。
ただ、医学専門誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)は3月、「有効性と安全性をさらに調べるため、大規模で長期的な治験が必要だ」と慎重な見解を示した。NEJMの見解を受け、イーライリリーはこれまでに得られた結果を確認するため、大規模な臨床試験を行う方針を明らかにした。結果が公表されるのは、早くても2023年上半期になるという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
イーライリリーが開発中の「ドナネマブ(Donanemab)」は第2相臨床試験まで通過している。患者の免疫系を刺激し、脳内に形成されてアルツハイマー病を引き起こす要因とされるアミロイドベータプラークを破壊することを目的とした薬品だ。
ただ、医学専門誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)は3月、「有効性と安全性をさらに調べるため、大規模で長期的な治験が必要だ」と慎重な見解を示した。NEJMの見解を受け、イーライリリーはこれまでに得られた結果を確認するため、大規模な臨床試験を行う方針を明らかにした。結果が公表されるのは、早くても2023年上半期になるという。
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