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2019/03/14 09:01

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックも高い 無料記事

 13日のNY株式市場は、堅調な米経済指標を好感して買われる展開。主要指標のダウ平均は反発し、前日比148.23ドル(0.58%)高の2万5702.89ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は3日続伸し、52.37ポイント(0.69%)高の7643.41ポイントと、昨年10中旬以来ほぼ5カ月ぶりの高値で取引を終えている。
 1月の耐久財受注額は前月比0.4%増と、市場予想(約0.4%減)に反してプラスの内容。コア資本財受注が0.8%増と市場予想(約0.2%増)を上回る強い結果となった。
 一方、2月の卸売物価指数(PPI)とエネルギー・食料品を除いたコア指数は、前月比0.1%ずつ上昇。ともに約0.2%上昇の市場予想を下回ったことから、インフレ圧力が緩やかであるとの見方が改めて確認された。
 原油高も支援材料。米国で原油とガソリンの在庫が減少したことを受け、WTI先物4月限の清算値は前日比2.4%高の1バレル58.26ドルに上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種がそろって上昇。なかでも、エネルギーやヘルスケアの上げが目立つ。石油・天然ガス関連では、エクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が0.89%、0.62%ずつ上昇したほか、コノコフィリップス(@COP/U)が2.62%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が1.83%高、シュルンベルジェ(@SLB/U)が1.31%高と買われた。
 製薬・医療保険関連では、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が2.59%上昇したのをはじめ、バイオジェン(@BIIB/U)が2.51%高、セルジーン(@CELG/U)が1.99%高、ブリストル・マイヤーズ スクイブ(@BMY/U)が1.17%高、ファイザー(@PFE/U)が0.67%高と値を上げている。
 他の個別動向では、航空機大手のボーイング(@BA/U)が0.46%高と3日ぶりに反発。エチオピア航空機の墜落事故が発生して以来、2日間で約11%下落していたものの、いったん下げ止まった格好だ(トランプ大統領が「737MAX8」の運航停止を命じたことを受け、一時は約3%下落)。


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