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2019/07/31 08:18

大引け概況(詳報): 下落、FOMCなどを控えて様子見 無料記事

 30日のNY株式市場は、重要イベントを前に様子見気分が強まる展開。主要指標のダウ平均が前日比23.33ドル(0.09%)安の27198.02ドルと小反落し、ナスダック総合指数が19.71ポイント(0.24%)安の8273.61ポイントと続落して取引を終えた。
 米連邦公開市場委員会(FOMC、30〜31日)や米中通商協議(30〜31日)、7月の雇用統計(8月2日)など重要イベントが相次ぐなか、買いを手控える動きが広がった。米中通商協議に絡んでは、トランプ大統領がこの日、「中国側が約束通りに米農産物の購入を始めていない」と非難したため、協議への期待が薄らいだ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇する一方、6業種が下落。なかでもネット・IT銘柄の下げが目立った。引け後に決算を発表するIT端末大手のアップル(@AAPL/U)が0.43%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.73%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.11%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.04%安と値を下げている。このほか、財務・人事管理ソフト大手のワークデイ(@WDAY/U)が3.07%安、配車サービス米最大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が2.94%安と売られた。
 一方、個別の決算銘柄は高安まちまち。日用品のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が3.80%高、製薬大手のメルク(@MRK/U)が0.95%高と強含む半面、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が6.42%安、スポーツ用品大手のアンダーアーマー(@UAA/U)が12.24%安、出前注文サイトのグラブハブ(@GRUB/U)が12.29%安と急落した。


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